徴用工問題で日本にハチャメチャ要求 G20での「日韓首脳会談開催」はない?

2019年06月25日 08時00分

 28日から20か国・地域首脳会談(G20大阪サミット)が開催される。安倍晋三首相は、韓国の文在寅大統領との日韓首脳会談は見送る方針だ。

 韓国政府は、元徴用工訴訟で勝訴が確定した原告への損害賠償の支払いを巡り、日韓両国企業が相当額を出資することを日本政府に提案するハチャメチャぶりだ。

 韓国の大統領府報道官は「会談のドアは開かれている」と日本に首脳会談を要請しているが、韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「徴用工問題で韓国が誠意ある態度を見せない限り、首脳会談は無意味」と語る。

 韓国経済はジリ貧の一途だ。「習近平国家主席がG20前に北朝鮮を訪問したことで、文氏の“困ったときの南北融和”のカードも色あせる一方。そこで日韓会談で存在感を示したいところですが、頼みの日本はつれない。今までの甘えを許してくれた日本ではないということです」(但馬氏)

 これまでと違う日本の対応に韓国国民の戸惑いは明らかで、メディアも北朝鮮寄りの左派新聞「ハンギョレ」を除き、「中央日報」などは、軒並み日韓関係改善に糸口を見いだせない文氏の無能ぶりを嘆いている。文氏は、日韓首脳会談を実現しなければ、G20の国々から「国際合意を“国民情緒法”という民意によって破棄する国」と笑われてしまう。

 かつて、日韓会談から逃げ回っていたのが朴槿恵前大統領だった。2014年、オランダ・ハーグでの「核セキュリティ・サミット」ではオバマ米大統領(当時)のとりなしで3者会談こそ実現したが、日韓首脳会談は行われなかった。

 但馬氏は「ハーグサミットでの、オバマ大統領を挟んで3人の記者会見では、韓国語で話しかけた安倍首相を朴氏が無視する非礼でした。韓国主要メディアは『安倍首相が下手くそな韓国語でわれらの大統領にあいさつ』と嘲笑した。“首脳会談を開いてほしかったら、安倍が頭を下げろ”と言わんばかりの当時の韓国の態度から考えれば、文氏の会談ラブコールは隔世の感がある」とみている。