猪木議員が国会で追及「宇宙ゴミ」問題 直径10センチで人工衛星破壊する危険度

2019年06月14日 16時00分

質問した猪木氏

 参院選(7月4日公示、21日投開票が有力)へ出馬しないと表明した“燃える闘魂”アントニオ猪木参院議員(76=無所属)が13日、参議院外交防衛委員会に質問に立った。

 本紙既報通り、猪木氏は21~26日の日程で計画していた北朝鮮訪問を見送る意向。国会内で会派を組む国民民主党が、会期末(26日)を迎える重要な時期で渡航は認められないと判断し、猪木氏も受け入れた。

 参院選不出馬後について猪木氏は「議員であるかに関係なく、スポーツ交流は続けたい。(日朝が)話し合う空気に変わるだけで前進だ」と話し、将来的な訪朝に意欲を示している。

 猪木氏は外交防衛委員会で、地球の衛星軌道上(低、中、高軌道)を周回する人工物体「宇宙ゴミ」に関し、参考人として出席した元統合幕僚長の岩崎茂氏に質問した。

 宇宙ゴミは高速で移動して直径が10センチほどでも宇宙船が破壊できる。宇宙開発に伴ってその数が年々増え、回収、制御が難しい環境問題とされている。

 猪木氏は「元気ですかーー! 元気があればなんでもできる。私の体はガタガタですが、世の中に元気がないと困ります。宇宙ゴミの対策は急務だと思う。我が国の人工衛星に宇宙ゴミが衝突したらどうするのか」と尋ねた。

 岩佐氏は「自衛隊と米軍で宇宙ゴミの状況を把握するためのデータを取っている。宇宙ゴミは1日に2万5000個も浮遊しているという認識です。我が国の人工衛星が宇宙ゴミにぶつかる可能性はある。(衝突を)回避するためには、人工衛星は推力があるので少し移動し回避させ、元に戻す。宇宙ゴミを除去するための法律は現在、明記されていません。国際共同機関でどういう対策ができるか話し合ってもらいたい」と答えた。

 終了後「参考人の回答に納得したか」と聞くと、猪木氏は「はい。ムフフ」と満足げだった。