「NHKぶっ壊す」立花代表 堺市長選落選も参院選“100万票獲得”したたか計算

2019年06月10日 16時15分

参院選に向け、準備着々の立花氏

 大阪・堺市長選が9日投開票され、大阪維新の会新人の元大阪府議永藤英機氏(42)が初当選した。政治団体「NHKから国民を守る党」(N国)代表の立花孝志氏(51)は落選したものの、注目選挙でアピールに成功している。

 政治資金問題での前市長辞職に伴う堺市長選は、都構想が同市へ拡大する可能性があり、その是非を巡って、注目となった。立花氏が訴えたのも反・維新。「橋下徹さんのいなくなった維新は真っ黒」「大阪維新が言う身を切る改革だけではダメ。もっと金を回さないと景気はよくならない」などと声を上げたが、ハナから当選は諦めていた。

 本紙でも既報のように、立花氏はこれまでも勝てる選挙をしたたかに計算しており「選挙は売名と思っている。商品の売名はダメだけど政策を売っているわけで、政策なんて何年もかけて浸透させていかないといけないものなんです」と語る。

 N国は4月の統一地方選で「NHKをぶっ壊す」のワンイシューのみで、26人もの地方議員を誕生させた。背景にはNHKへの不信を票に集めており、当面の目標は夏の参院選での議席確保だ。

 立花氏は参院選の比例代表で出馬を予定。ほかに東京選挙区(改選6)では7人もの候補者を擁立する。候補者ポスターにそれぞれ「N」「H」「K」「を」「ぶっ」「壊」「す」と大文字で記載し、掲示板ジャックするという。

 3年前の都知事選に立花氏が出馬した際は政見放送で「NHKをぶっ壊す」を連呼し、反響を呼んだ。参院選でも炎上を覚悟のうえで話題を集め、比例区で1議席獲得の目安となる100万票を集める魂胆だ。