国会のペーパーレス化を実現 小泉進次郎氏が改革を阻む立民に怒り

2019年06月05日 16時10分

 自民党の小泉進次郎衆院議員が事務局長を務める国会改革を進める超党派議員による「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」が4日、国会内で5回目の会合を開いた。

 昨年、設立された「平成のうちに」は元号が「令和」になっても注目を集めている。先月30日には国会で衆議院規則改正案が可決され、議員による質問主意書や請願処理経過のペーパーレス化、質問主意書の取り扱いの見直しが決まった。

 進次郎氏は「国会改革の『できっこない』という負け癖を脱皮できました。この問題は憲法改正しないとできないとさえ言われたのです。ペーパーレス化に限らず、国会をより時代に合った形に変えたい」と喜んだ。 今後の課題は、秋以降の国会で1年以上も開かれていない党首討論の定例化と夜間国会開催の実現、衆議院IT化、女性議員の妊娠・出産時等への対応を早急に提言することだという。特に党首討論に関しては野党の持ち時間が短く「国民から見て、中身がないものになるからやらない方がいい」(野党議員)と消極的な声が出ている。

 進次郎氏は「安倍総理が国会で拘束される負担が大きすぎます。例えば、安倍総理は予算委員会に出ず、その負担を大臣、副大臣に出席してもらう国会改革とかもいい。その代わり、2大政党制のあり方を見直す意味で安倍総理に党首討論に力を入れてもらう。でも、まずは各党で議論を行ってもらうことです」と語る。

「平成のうちに」は夏の参院選の終了後、再び全体会議を開き、今後の取り組み方針について意見交換を開く予定だが、そこで新しいネーミングが検討される。

 自民党議員は「『令和のうちに』ではベタすぎますね」と言う。一方、立憲民主党は参加を見送っている。別の自民党議員は「立民内に利害関係が強いのではないか。参加しない立民に対し、進次郎氏は腹を立てていると思う」と指摘している。