山尾志桜里氏「国会会期中に手続きせずロス渡航」に立民からも疑問の声

2019年05月24日 16時00分

ゴールデンウイークに倉持氏と“旅行”した山尾氏

 立憲民主党は23日の衆院議院運営委員会理事会で、同党の山尾志桜里氏が衆院に届け出をせずに海外渡航していたと明らかにし、陳謝した。高市早苗委員長は「各会派ともこのようなことがないようお願いしたい」と注意した。

 山尾氏は大型連休中に、政策顧問で弁護士の倉持麟太郎氏と米ロサンゼルスに渡航。国会会期中の海外渡航は、目的や予定を記した書面を提出して、議運委理事会の了承を得る必要がある。取材に対し山尾氏は書面で、大型連休中、衆院への必要な手続きをしないまま訪米したと回答した。渡航目的は「政治経済情勢の視察のためだった」としている。

 その山尾氏は今月11日に、都内で開かれた立民支持者を含む市民有志との憲法に関する勉強会に“一参加者”として出席。なんと講師を務めたのは自民党の石破茂元幹事長だった。そこで、山尾氏は「憲法議論における政党の役割は機能しているのか…悩んでいる」と、石破“講師”に質問し、2人の急接近ぶりが話題を集めた。

 また先月、国会内で本紙の取材に応じた山尾氏は憲法議論を進めていない枝野執行部に対し「政党が本来の役割機能を果たしているのかと思います。私が目立ってやるのは嫌ですし、(執行部の対応は)どうかと思いますけど」と不満をブチまけていた。

 一方、立民内では衆参ダブル選への警戒感が強まる中、連休中に選挙区にも帰らず無断で倉持氏とロス渡航した山尾氏に対して、「衆院選に出る気はあるのか?」と疑問の声が上がっている。

 ある立民議員は「憲法改正の議論で、自民党の石破茂氏と急接近する山尾氏の行動は理解に苦しみます。党と距離を置いている印象が強い。党内で憲法論議を進めたいなら、執行部を説得するべきだがそれもしない。山尾氏がゴールデンウイークに倉持氏と“旅行”したことは、再選を目指す政治家の動きではありません」と話している。

 山尾氏は立民内で名誉挽回できるのか。