【大阪12区補選】安倍首相応援も自民候補敗北のウラ

2019年04月22日 16時10分

支援者に頭を下げる北川氏(右から2人目)

 自民党の北川知克元環境副大臣の死去に伴う衆院大阪12区補欠選挙が21日投開票され、日本維新の会新人の藤田文武氏(38)が初当選した。同補選には自民党新人で知克氏のおいの北川晋平氏(32)、共産党の前衆院議員で無所属の宮本岳志氏(59)、元総務相の樽床伸二氏(59)も立候補し、大混戦となっていた。

 北川氏の元には20日に安倍晋三首相(64)も駆けつけたが、祖父の石松氏、叔父と続く地盤を守れなかった。

 7日の大阪府知事・市長ダブル選では沈黙を貫いた安倍首相の大阪入りについて、政界関係者は「ダブル選挙に敗れた後に、二階(俊博幹事長)さんから苦言を呈されたので、形だけやってきた感じ。その後に吉本新喜劇に出演しているくらいですから」。維新批判もなく、当たりさわりのない応援演説に終始したことは「憲法改正の補完勢力である維新を刺激したくないのは明らか」(同)だという。

 現役の首相の応援にもかかわらず議席を失ったことで、政権運営や夏の参院選に向けて悪影響を及ぼす可能性も指摘されるが、同関係者は「もともと惨敗濃厚になっていた選挙戦を、接戦まで盛り返したということで終わりでしょう」とみている。