自民党に失言大臣・桜田氏の更迭ショック

2019年04月15日 16時10分

 自民党に“桜田ショック”だ。統一地方選の後半戦が14日告示され、同じ21日投開票の衆院補欠選挙を含め、自民党候補に逆風が吹いているとみられる。

 大阪12区の補選は日本維新の会の新人・藤田文武氏が圧倒しており、これを無所属元職の樽床伸二元総務相と、自民新人の北川晋平氏らが追う展開。沖縄3区は「オール沖縄」が支援する無所属新人の屋良朝博氏が自民新人の島尻安伊子元沖縄北方担当相に大差をつけている。

「当初から苦戦が予想されていたが、これほどとは…。あの男の失言も影響している」とは自民党関係者。

“あの男”とは失言で五輪相を更迭された桜田義孝氏だ。10日に都内で開かれた自民党の高橋比奈子衆院議員(比例代表東北ブロック)のパーティーであいさつし「復興以上に大事なのは高橋さん」と失言し、クビになった。

 桜田氏は3月にも自身の選挙区内の集会で「(震災時に)国道や東北自動車道は健全に動いていた」と事実誤認の発言で謝罪。9日の参院内閣委員会でも、宮城県石巻市を3回にわたって「いしまき」と言い間違えた。

 被災地に対する無神経な発言は、統一地方選にとどまらず、今夏の参院選にも悪影響を及ぼしかねない。永田町関係者の話。

「東北地方では全敗する可能性がある。もともと桜田氏の大臣起用は、閣僚待機組の在庫一掃の意味合いが強く、彼はマスコミからも『無能だから、必ずやらかす』と目をつけられていた。案の定な展開になり、安倍首相の任命責任も問われる」

 首相は13日、東京・新宿御苑で恒例の「桜を見る会」を主催。芸能人ら約1万8200人を前に「この花のように、皆さん一人ひとりがそれぞれの花を咲き誇ることができる時代を一緒につくっていこう」とゴキゲンに語ったが…。

 桜はキレイでも「桜田」は見たくもないといった心境だろう。