小沢氏が山本太郎氏の自由党離脱容認 その陰に脱原発タッグ結成プランが

2019年04月13日 16時00分

 自由党の小沢一郎代表が、一人で政治団体「れいわ新選組」を立ち上げた山本太郎参院議員の離党を認めたことに、与野党から「ガチじゃない」と疑いの声が上がっている。

 山本氏は10日の会見で離党に際し、小沢氏と話し合いを持ったことを明かした。小沢氏は「多くの人が理解できるかは私には分からない。難しいかもしれない。その時、あなたの政治生命を失う賭けになるねと話した」という。

 しかし、不自然なのは国民民主党(玉木雄一郎代表)との合流の可否が今月下旬に控えた中で、なぜ山本氏は離党し、新党でもない政治団体を立ち上げたのか。

 立憲民主党議員は「山本氏は小沢氏に気を使っていたのか、国民との合流話が出てから参院本会議で原発問題を質問しなくなった。国民は電力総連が支援する議員が多いので、山本氏が自由党にいたら合流が難しくなる。小沢氏にすれば、山本氏が自ら離党してくれたおかげで国民の真意を見極める都合の良い材料となった。小沢氏と山本氏は、自由と国民の合流が決裂すればまた一緒に“脱原発タッグ”を組むシナリオを描いていると思います」と話す。

 山本氏が一人で政治団体を立ち上げた狙いは、今夏の参院選で安倍一強を阻止するために野党結集を目指すこと。会見でも「(立憲民主党などと)政策が一致すれば(政治団体の)旗を降ろす」と断言している。

 自民党関係者は「山本氏はネット上で話題作りに成功し、参院選で再選できる手応えを感じたのではないか。自由党と国民の合流が失敗した場合、小沢氏の元に脱原発を訴える小泉純一郎元首相や、安倍一党独裁体制に“ノー”の亀井静香元金融相など自民党大物OBが結集して参院選を盛り上げるという情報が流れている」と警戒している。