大阪W選で進次郎氏の応援演説巡り二階氏と菅氏が不協和音

2019年03月28日 17時00分

進次郎氏の応援演説は実現するのか

 大阪ダブル選挙(来月7日投開票)での小泉進次郎衆院議員への応援演説要請をめぐり、自民党の二階俊博幹事長と菅義偉官房長官が対立しているという。

 大阪市長選の序盤情勢は、前大阪府知事の松井一郎氏が、自民党などが推薦した元市議の柳本顕氏を一歩リード。大阪府知事選は前大阪市長の吉村洋文氏が先行し、自民党と公明党大阪府本部が推薦した元副知事の小西禎一氏が猛追している。

 自民党関係者は「党本部が告示前に行った調査では柳本氏が松井氏をリードしていました。しかし、選挙戦がスタートすると知名度で勝る松井氏の先行を許した。両選挙に必死の二階幹事長は、進次郎氏に現地入り、選挙応援演説を要請していた。これに、首相官邸の菅官房長官が“待った”をかけた」と明かす。

 官邸側は憲法改正に向けて国政では松井氏が代表、吉村氏も役員の日本維新の会の協力を得たいところ。だが二階氏は25日の会見で「官邸は自民党で成り立っています。そんなぼやぼやした考えがあるわけないじゃないですか。そんなことは自民党として承認しませんよ」と明言した。

 菅氏が進次郎氏の大阪入りを止めたとの情報を受け、自民党議員の間では「二階氏と菅氏の間に亀裂が入ることは避けてもらいたい」との声も上がった。

「二階氏は、進次郎氏の応援を阻止するようなことを菅氏は絶対にやらないと説明していた。しかし、菅氏は憲法改正で維新の協力を得たいのが本音なんでしょうね。大阪の有権者に党内分裂選挙と思われるのは非常にまずい」と自民党議員は心配している。