アントニオ猪木氏 掟破りの自民出馬はあるか

2019年03月19日 18時00分

アントニオ猪木氏

 谷垣禎一前総裁に今夏の参院選出馬要請を断られた自民党が、アントニオ猪木参院議員の“強奪擁立”に関心を寄せているという。

 自民党の二階俊博幹事長は先日、自転車事故による大けがで政界を引退した谷垣氏に参院選への立候補を要請したが、谷垣氏は「リハビリを中心に人に迷惑を掛けないように生きていきます」と固辞。谷垣氏は野党時代に党総裁を務め、安倍晋三首相をはじめ党内から「ぜひ国政復帰してほしい」と期待の声が上がっていた。

 自民党は現時点で、比例代表で元F1レーサーの山本左近氏、愛媛選挙区で人気タレントの友近と漫才コンビを組んでいた新人のらくさぶろう(本名=冨永幸伸)を公認したが、大量得票を見込める候補者は足りていないという。

「参院選の政策公約には安倍首相が重要課題とする北朝鮮問題解決が入る。官邸は先の米朝首脳会談で北朝鮮側に接触を試みたが、失敗した。執行部は北朝鮮幹部と太いパイプを持つ猪木氏が参院選で改選を目指すならば、自民党候補として白羽の矢を立てたいのです」(自民党関係者)

 猪木氏は先月、参院統一会派を組んだ国民民主党の玉木雄一郎代表や自由党の小沢一郎共同代表との会見で、自身の参院選出馬について「政界は一寸先はハプニング」と謎のコメントを残し、態度を保留していた。

 自民党議員は「執行部は過去の参院選で猪木氏に出馬を打診し、断られているので慎重になっています。安倍政権は北朝鮮問題で日朝交渉と拉致問題を切り離すプランもある。日朝交渉を優先するなら猪木氏の力が必要となりますよ」と語る。

 小沢氏とタッグを組んだばかりの猪木氏を自民党が“強奪”となれば、永田町は大荒れ必至。猪木氏自民党入りはあるのか。