府知事選に立候補の小西元副知事を元上司・松井氏がバッサリ

2019年03月12日 17時00分

出馬会見する小西氏

 大阪府知事・市長のダブル選挙(4月7日投開票)で、自民党から出馬要請を受けていた元大阪副知事の小西禎一氏(64)が11日、大阪市内で知事選への立候補を表明した。

 小西氏は「公職である知事、市長という職をなげうって選挙を実施するというのは、政党間の協議に公職を手段として利用しており、長年、大阪府で働いてきた私としては、今回の選挙には納得できない」と松井一郎知事、吉村洋文市長の姿勢を疑問視した。

 兵庫県出身の小西氏は、東大法学部を卒業後、大阪府庁で総務・商工畑を歩んだ。橋下徹氏が2008年2月に知事に就任した直後、財政再建を目指す「改革プロジェクトチーム」の統括に抜てきされた。12年には、松井氏が副知事に起用。府政を支えたが、職員給与の削減をめぐって松井氏と対立し、15年に辞任していた。

 自民党は当初、俳優の辰巳タク郎に出馬を打診したが、固辞された。

「水面下では、クイズ番組などでインテリぶりを披露しているお笑いコンビ『ロザン』の宇治原史規の名前も挙がっていたそうです」(府政関係者)

 それだけ小西氏の知名度の低さは否めない。

 小西氏自身も「そら、辰巳さんと比べたら、(知名度は)ないに決まってますやん。当たり前ですやんか」と苦笑した。

 別の府政関係者は「小西氏は知事に仕えていても、おかしいと思うことには意見を言う今どき珍しい骨のあるタイプ」と指摘する。

 松井氏は小西氏について「言いたいこと言ってくれるから副知事にした。僕はイエスマンばっかり揃えるわけじゃないから。役人としては優秀ですけど内向きの調整型。新しいことにチャレンジする政治家となると、タイプが違うのでは」とバッサリと斬った。なめられっ放しの小西氏はかつての上司に一泡吹かせることができるのか。