二階氏発言「小沢氏に似てきた」の声 剛腕政治を継承

2019年03月07日 17時00分

 自民党の二階俊博幹事長は6日、公明党の斉藤鉄夫幹事長と東京都内で会談し、来年夏の都知事選で小池百合子知事の再選支持を表明したことに関し「もう発言しない」と言及を控えた。

 自民党都連は2017年に行われた都議選で小池氏が率いた都民ファーストの会に惨敗。現在、都議会では小池氏と激しく対立している。

 そんな状況の中、二階氏は4日の記者会見で、「小池百合子知事が再選を目指して立候補することになれば、全面的に協力するのは当たり前だ。実績を見れば分かる」と発言。すぐに自民党都連では、二階氏に対し「勝手なことを言うな」とブーイングが出ていた。

 今や政界でも数少なくなった戦前生まれの二階氏は、当選12回の大物議員として知られる。一時は自民党を離党し新進党、自由党などで小沢一郎氏の側近だったこともあり、党内で「強引な政治手法が似てきた」と指摘される。

「二階氏は今回、執行部と都連の確執を改めて表面化させました。安倍晋三首相も『都知事選の話はまだ早い…』と頭を抱えていましたからね。二階氏は小沢氏の剛腕政治を継承してしまった。結局、二階氏の発言から端を発した自民党のお家騒動で一番喜んでいるのは、参院選でオール野党の結集を呼びかけた小沢氏です」(自民党関係者)

 来月の統一地方選、今夏の参院選に向けて二階、小沢両氏は今後も政界を振り回しそうだ。