自民党大会に谷垣禎一氏登場 来年のパラリンピックに強い期待感示す

2019年02月10日 16時50分

 自民党(安倍晋三総理総裁=64)は10日、都内のホテルで第86回定期党大会を開いた。

 安倍首相は演説で4月の統一地方選、夏の参院選が重なる12年に一度の「亥年選挙」に向けて結束を呼びかけた。同党は亥年選挙で苦戦が続いており、12年前に行われた第1次安倍内閣の参院選では、地方選の疲れが出た影響で大惨敗した苦い経験がある。安倍首相は「私の責任であり、片時たりとも忘れたことはありません」と振り返り、参院選で必勝を期す方針を示した。

 この日は、2016年7月、趣味の自転車で走行中に転倒し、頸髄損傷の重傷を負って2年前の衆院選に出馬しなかった谷垣禎一前幹事長(73)が車いす姿で登場した。リハビリを続けてきた谷垣氏は、昨年11月に官邸を訪問し、安倍首相と面会したが、公の場に姿を見せるのは、けが以降初めてだ。

 谷垣氏は「3年前の夏、不注意から大けがを負った。当時は、幹事長の仕事を仰せつかっていたのに突然、仕事ができなくなり、大変ご迷惑をおかけしたことをまずおわびしたい」と陳謝した。

 続けて、来年の東京五輪パラリンピックの成功に強い期待感を示し、特にパラリンピックについて「けがをするまでは、障がいに対して漠然とした意識しかなかったが、障がいは一人ひとり、抱えている課題が違うことを感じています。パラアスリートの方が、それぞれの課題をどう乗り越え、どう知恵を絞って大会に挑戦するか、ぜひ拝見したい。それが、私にも勇気を与えてくださると思う」と語った。

 

 また、統一地方選、参院選の候補者も紹介された。その中には本紙既報通り、人気タレント・友近と漫才コンビを組んでいたことで知られ、参院選愛媛選挙区(改選数1)から立候補するらくさぶろう氏(本名・冨永幸伸=53)が登場。らく氏は安倍首相とがっちり握手し、党員たちの前で必勝を誓った。

 今後は同党から元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏(46)や、その元妻で元フジテレビアナウンサーの河野景子氏(54)が、参院選の目玉候補として立候補するのか注目を集める。党関係者は「注目候補は、統一地方選の前後に新しい候補者が決まる見通し。現時点で元貴乃花親方や河野氏の話は聞かない。前横浜市長だった中田宏氏が比例代表候補者として取りざたされています」と説明した。