北海道知事選に出馬の石川知裕氏 不運続きの政界人生逆転なるか

2019年02月07日 17時00分

 北海道知事選(4月7日投開票)に石川知裕元衆院議員(45)が6日、無所属での立候補を表明した。小沢一郎氏や鈴木宗男氏に師事し、逮捕歴もある“悲運な人生”を歩む石川氏の勝算は?

 石川氏はこの日「北海道の改革と未来のために頑張っていきたい」と出馬を表明。無所属での出馬で、立憲民主党道連や国民民主党道連、連合の支援を受け、共産・社民両党も推薦し、野党統一候補になる見込みだ。自民党道連は鈴木直道夕張市長(37)を擁立し、与野党対決の構図となる。

 石川氏は苦労人で知られる。早大在学中に現自由党共同代表・小沢一郎氏の書生となり、衆院議員となったが、秘書時代に小沢氏の政治資金団体の会計責任者を務めていたため、陸山会事件で逮捕。起訴を受けて、民主党離党を余儀なくされ、その後、同郷の鈴木宗男氏が率いる新党大地に合流するも、一審に続き二審でも有罪判決が出たのを受け、議員辞職した。

「上告し、議員職を続けられるのに辞職したのは、宗男氏の娘の貴子氏を繰り上げ当選させるために譲ったといわれた」(永田町関係者)

 結局、2014年に上告棄却で禁錮2年、執行猶予3年の有罪が確定していた。

 大地も離党し、衆院選出馬の準備をしていた石川氏だが、公民権回復まであと数日のところで2017年の選挙となり、出馬できなかった。

「石川氏を手伝っていた元アナウンサーの妻・香織氏が立憲民主党から出馬、当選した。地盤を妻に譲った形で、次はもう参院選しかないというところで、今度は知事選の話が舞い込んだ」(野党議員秘書)

 焦点は北海道で影響力を持つ宗男氏の動向だ。

「宗男氏の娘・貴子氏は自民党入りし、宗男氏も北方領土問題で安倍晋三首相の相談役となっており、与党寄り。宗男氏は共産党嫌いで、過去にも共産党も乗る野党統一候補は支援していない」(同関係者)

 イバラの道を進む石川氏の運命はいかに――。