自民に広がる“二階派入会”細野豪志氏への嫌悪感

2019年02月06日 17時15分

 無所属のまま自民党二階派に特別会員として入会した細野豪志元環境相は、5日の衆院本会議から議席を野党側から自民党側へ移動した。細野氏は自民党入党を目指しており、議席の上でも自民に近づいた形だ。

 本会議場では演壇から見て、右側から人数が多い会派順に並ぶ。細野氏の議席はこれまで野党が多い左端だったが、自民党が占める右端に大きく移動した。議席変更は4日の議院運営委員会理事会で「細野氏の希望」として自民党理事が提案、了承された。

 細野氏は取材に対し「二階派に入れてもらったので議席を移った。しっかり衆院本会議に臨みたい」と述べた。

 しかし、自民党内では民主党政権時に環境大臣まで務め、自民党を批判した細野氏の二階派入りに嫌悪感を示す者は少なくない。細野氏の静岡5区では、岸田派の吉川赳氏と過去の衆院選でバトルを展開したことで、同党執行部が次期衆院選で「どちらを正式な公認候補とするのか?」と不安が広がっている。

 同党竹下派の若手議員は「現在、党内に『細野氏の住民票が静岡県内にない』と信じがたい話が流れている。国政選挙の出馬には、住民票がなくても立候補ができますが、自ら『選挙区を変更する時は政治家を辞める時だ』と豪語したのだから、現在も住民票があるのかないのか説明するべきだ。まさか選挙区で勝てないと判断し、比例代表への鞍替えを考えているのではないのか」と明かした。

 細野氏は二階派入りを決めた後の4日に、都内ホテルで政治資金パーティーを開催したが、政界からの出席者は二階派幹部の河村建夫氏だけという寂しいものだった。

 立民議員は「自民党の各派閥は序列が厳しいと聞くが、目立ちたがり屋で軽いノリの彼が通用するとは思えない。彼は、永田町で流れた小沢一郎氏と二階氏らが新党を立ち上げる噂を本気で信じた可能性がある」と語っているが…。