自衛隊記念日に国会で“怒り”の告発 隊員たちの悲惨すぎるトイレ事情

2018年11月02日 17時00分

 防衛省(旧防衛庁)が52年前に制定した「自衛隊記念日」の1日、国会で自衛隊員の悲惨な実態が明かされた。

 衆院予算委員会で質問に立った立憲民主党の本多平直衆院議員は、防衛費のあり方について安倍内閣に質問をぶつけた。自衛隊の主要任務は日本の領海領土を守ることだが、前線で活動する自衛隊員たちの備品調達予算は、徹底的に削られているという。

 まず、自衛隊員が使うトイレットペーパーは、事前に1人1回45センチから50センチで計算。隊員がトイレに駆け込んだ時「トイレットペーパーが空になっていた」ことも頻繁に起きているという。

 本多氏は「そのため、自衛隊員は自腹でトイレットペーパーを買っている。今どきどこの役所でそんなことがあるのか。真っ先に解決してほしい」と声を荒らげた。

 岩屋毅防衛相は「実は私も防衛大臣に就任する前、地元の自衛隊員の家族会から聞かされていた。今後、隊員の負担にならないよう指示を出す」と答弁した。

 任務のために必要な教本も自腹で購入している。ある隊員は、必要がなくなった教本をネットオークションに出品したことが上官に見つかり処分を受けたとか。

「自衛隊員には教本を無償で渡す規則をつくるべきでは?」という本多氏の追及に、岩屋氏は「防衛省は教本に関して6000万円の概算要求を出している。必要な予算は確保しています」とした。

 北海道胆振東部地震では、道内の陸上自衛隊駐屯基地の自家発電機が使用できなくなり、復興作業が大幅に遅れたことも明らかになった。岩屋氏は「陸上自衛隊150施設中、自家発電機があるのは125施設だけ。34施設はリースで対応している。今後は整備の検討を加速させたい」と語った。安倍晋三首相も「直ちに対応したい」との意向を示した。