谷垣禎一・前自民総裁に政界復帰の目あるのか 車いす姿で安倍首相と面会

2018年11月01日 17時00分

 一昨年の自転車の転倒事故以降、公の場に姿を見せていなかった前自民党総裁の谷垣禎一氏(73)が31日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と面会した。

 党幹事長だった2016年7月、東京都内で趣味のサイクリング中に転倒し、頸髄を損傷。昨年10月の衆院選には立候補しなかった。約2年3か月ぶりに公の場に車いすで姿を見せた谷垣氏。安倍首相には、同党幹事長を交代せざるを得なかったことを謝罪した。

 谷垣氏は「去年の12月に退院して10か月、家でリハビリをやり続けてきて多少『外にも出られるかな』というところまでまいりましたので(安倍首相に)おわびかたがた退院したという、ごあいさつに伺った」と話した。

 現在の体調については「頸髄を傷つけて、神経系統ですから、十分に作用しないんですけど、昔は血圧が高いとか高脂血症とかいわれていたのが、病院にいる間に良くなっちゃった」と谷垣氏。

 今年7月、谷垣グループ(有隣会)は、国会近くの東京・隼町に事務所を開設。谷垣氏は特別顧問として活動する見通しだが、党内には来年夏の参院選で“政界復帰”を期待する声が上がっている。谷垣氏は「老兵は死なず消えゆくのみというのが一番適切じゃないかと思います」と政界復帰を現段階では否定した。

 自民党議員は「自民党支持者の多くは、野党に下野した時に党の立て直しに尽力した谷垣氏の功績をたたえている。このまま消えてほしくないという復帰待望論に応えてもらいたいものだが…」。

 谷垣氏は同党の声をどう受け止めるか。