身内からも大反論の高市私案 混乱の“仕掛け人”は小泉進次郎氏

2018年10月30日 17時00分

 論戦スタートとなった29日の臨時国会は、自民党の高市早苗議院運営委員長(57)の国会改革の私案をめぐって紛糾。とんだやらかしに、党内からも大ヒンシュクを買ったが、混乱の“仕掛け人”は、小泉進次郎衆院議員(37)だったから、さらに騒動が広がった。

「各党と調整しないで突っ走っている」――。野党から委員長解任の声まで上がるほど怒りを買ったのは高市氏が示した国会改革の私案だった。

「議運委員長として実現を目指す事柄として、ペーパーレス化や法案審議の方法改善、衆院本会議場での押しボタン方式の導入の3項目を先週、公表した。野党側は議運委員長としての立場で、あるまじき行為と高市氏に撤回、謝罪を求めたが、高市氏は私的メモとして、譲らずに大モメになった」(永田町関係者)

 議運委員長は議長、副議長に次ぐナンバー3の重要ポジション。高市氏は今国会で衆参両院通じて、初の女性議運委員長に就任していた。

「中立・公正の立場から円滑な国会運営を取り仕切る立場なのに自ら混乱を招くとは恥ずかしい限りですよ」(党関係者)

 結局、高市氏は「ご迷惑をお掛けした」と撤回文を出すハメになった。

 閣僚、党役員と要職を歴任した高市氏がなぜ“暴走”したのか?

「“高市私案”は25日に小泉進次郎氏が事務局長を務める超党派議連『平成のうちに』から国会改革を提言された際に示したもので、ペーパーレス化など提言されたものと中身も同じ。平成が終わるまでに一つでも改革を実現したい進次郎氏らの誘いに、アピールしたい高市氏が乗ってしまった格好です」(同関係者)

 国会運営は各党の機嫌を損ねないよう“根回し”が必要だが、今回の一件でヘソを曲げてしまった野党相手に、またも国会改革は遠のくばかりだ。