米の連続不審小包犯人を逮捕 米紙報道「トランプ支持の共和党員」

2018年10月27日 17時00分

 米司法当局は26日、オバマ前大統領ら民主党有力者宛ての爆発物を送付した疑いで、シーザー・セヨク容疑者を逮捕、訴追したと発表した。爆発物から容疑者の指紋とDNA型が検出されたとしている。連邦捜査局(FBI)などはトランプ大統領の批判勢力を標的にした背景や動機の追及を進める。

 22日以降、全米各地で回収された爆発物入りの不審物は13件に上った。当局はさらに不審物が見つかる可能性もあるとして市民に警戒を呼び掛けている。

 トランプ大統領はホワイトハウスの行事で「このようなテロ行為は卑劣であり、米国では認められない」と非難した。「法の及ぶ限り誰であろうと訴追する」とし「政治的暴力を決して許してはならない。阻止するために大統領としてできる限りのことをする」と強調。「米国は世界に結束を示さなければならない」と呼び掛けた。

 これに先立つ朝のツイッターでは「(与党)共和党は(中間選挙の)期日前投票で調子が良かったのに『爆弾』話のせいで機運が大きくそがれた」と不満を示していた。国内報道が爆弾小包事件一色になっていることから「ニュースが政治の話をしていない。とても残念だ」とも書き込んだ。

 事件発生直後、トランプ大統領に批判的な人とメディアが狙われたことから、トランプ支持者による犯行の可能性が指摘された。そして、米紙ニューヨーク・タイムズは「セヨクのものとみられる白いバンにはトランプのステッカーが貼ってあった。また、セヨクは共和党員として登録されている」と報じた。トランプ米大統領は不審小包事件の容疑者について「私を他の人よりも好んでいた人物だったと聞いた」とホワイトハウスで記者団に語った。