結党から1年を迎えた立憲民主党(枝野幸男代表)が3日、都内で「立憲民主党10/3有楽町大作戦AGAIN」を開いた。

 昨年、衆院選の直前に枝野氏が旧民進党の分裂を受けて同党を結党し、街頭演説を行いスタートを切ったのも有楽町だった。一部では“えだのん”と呼ばれ、根強い人気の枝野氏だが、安倍一強の前で立民は支持率1桁台と低迷を続け、正念場を迎えている。

 枝野氏は支持者を前にマイクを握ると「これからも永田町の権力ゲームには巻き込まれず、草の根活動を続けていきます」と語った。今後の課題は、第4次安倍改造内閣の新閣僚との国会論戦で野党第1党として存在感を示せるかだ。早くも唯一の女性閣僚となった片山さつき地方創生担当相にターゲットを定めた。

「参議院会館の片山事務所前を通ると、片山氏の怒鳴る声が廊下まで響いて聞こえる。噂では秘書がよく辞めると聞く。実はパワハラ体質なのでは? 追及する準備をしている」(立民議員)

 片山氏といえば本紙昨報のように、2日に報道陣の取材を受ける際、つけまつげがポロリと落ちるハプニングに見舞われた。片山氏は慌てて首相官邸内のトイレに駆け込み、まつげを付け直し、再び現れ“うっかり大臣”と呼ばれ始めた。

 前出の立民議員は「安倍内閣は“女性活躍社会の実現”と言いながら女性は片山氏だけ。その片山氏も“うっかり大臣”と呼ばれている。臨時国会では再びモリカケ問題とともに追及したい」と話した。