【自民総裁選】安倍氏圧勝でも「一寸先は闇」冷遇覚悟・進次郎氏の政局カン

2018年09月21日 17時00分

注目を集めた進次郎氏

 20日の自民党総裁選で連続3選を決めた安倍晋三首相は内閣改造・党役員人事を10月1日を軸に実施する方針を固めた。

 麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、二階俊博幹事長ら政権の骨格は維持する方向だ。

 敗れた石破茂元幹事長は20日、総裁選での“善戦”を踏まえ、安倍首相から入閣要請があっても応じない考えをにじませた。

 一方、党役員人事で小泉進次郎氏を再び重要ポストに起用することも予想されている。進次郎氏はこの日、報道陣に「決めるのは総理です。毎回この時期になると、党からもどんな人事を望むか調査もある。その時には、ちゃんと自分の思いを表していきたい」と語った。

 首相に近い同党関係者は総裁選の告示前、本紙に「進次郎氏が安倍首相の総裁選3選ムードに反逆か、将来の総理・総裁候補として安倍氏に票を入れ“王道”を歩む覚悟があるかがポイント」としていた。

 結果、進次郎氏は“反逆”の道を選んだ。

 同関係者は「安倍支持の議員はこの総裁選で、次の人事でのポスト欲しさに異常なほどに安倍首相を応援した。もし進次郎氏にまた重要ポストを奪われたら不満を爆発させるだろう。すでに“反逆のプリンス”と陰口を叩いている者もいる」と明かした。

 進次郎氏に重いポストは与えられるのか。安倍首相支持の同党ベテラン議員は「進次郎氏が安倍首相に反旗を翻したということは来月の閣僚人事、党役員人事を見送る覚悟を決めたということ。今回は安倍続投でも、政界は一寸先は闇。今月下旬の沖縄知事選、そして来年の地方選や参院選で負けた場合、党内では『安倍首相じゃ東京五輪まで持たない』と、安倍降ろしが始まりかねない。進次郎氏は、そうした安倍降ろしの可能性を見据えて、次の総裁のもとでポストを狙っているのかもしれない。狡猾だ」とうなった。

 進次郎氏の腹積もりやいかに…。