支持率0%台で苦難の再スタート 国民・玉木代表「野党連携案」の無理筋

2018年09月05日 17時30分

 国民民主党の代表選で、新代表に選ばれた玉木雄一郎氏が掲げた“打倒・安倍内閣”の野党連携プランに、旧民進党時代で仲間だったはずの立憲民主党議員から「それは無理な話だ」と拒否する声が上がっている。

 玉木氏は4日に行われた代表選で、国会議員票や党員票ともに津村啓介氏を大きく引き離して勝利した。新代表の決意表明で「どんな組織にも困難はあるが、乗り越えていくには強い意志とチームワークが必要です。力を貸してほしい」と話した玉木氏は、結束への協力を求めた。

 同党は今年5月に旧民進党と小池百合子知事が去年の衆院選で率いた旧希望の党が合流しスタート。現在は立民に次ぐ野党第2勢力だが、有権者から「国民民主党って誰がいる政党なの?」と言われ続け、支持率は“驚異の0%台”だ。

 来週11日には衆参両院議員総会を開き“玉木新体制”が正式に発足。だが、代表選挙に敗れた津村陣営からは「新体制は旧玉木体制の幹事長以下を刷新するべきだ。そうしないとほかの野党から信頼されず、来年の参院選も戦えない」と不満の声が噴出した。

 次期国会で安倍政権との対決姿勢を鮮明にした玉木氏は「来月下旬に召集される見通しの臨時国会までに、立民の枝野幸男代表らに野党共闘を呼びかけていきたい」と意気込んだが、立民内からは「枝野さんに一度断られただろう」と拒む声ばかり。

 立民の国会議員は「国民議員は旧民進党でリベラル右派だった。我々左派系議員は、去年の衆院選直前に小池氏らに『安保法制の支持、憲法改正を支持すること』を“踏み絵”にされる屈辱を味わった。国民議員は衆院選で供託金と寄付金を払って希望に飛びついた。玉木氏は『野党共闘』と簡単に話すが、価値観が違う者たちが再び集まって共闘するのはおかしい」と語った。

 玉木代表は厳しい船出を余儀なくされた。