野田聖子氏20人推薦人集められず総裁選断念「女性首相」の道は断たれたのか

2018年09月01日 17時00分

 野田聖子総務相(57)が31日、自民党総裁選(7日告示、20日投開票)への出馬を正式に断念した。3年前の総裁選に続き、20人の推薦人を集める高い壁に阻まれた形だが、女性首相への道は途絶えたのか?

 会見を開いた野田氏は「私の力不足。告示まで1週間あるが断念した」と肩を落とした。2か月前までは、総裁選は三つどもえ戦が予想されていた。

「石破茂元幹事長が地方票で安倍晋三首相を上回ると予想され、石破氏と地方票を食い合わせるために、官邸が積極的に野田氏の支援に動きだす雰囲気もあった」(永田町関係者)

 ところが、7月になって、歌手GACKTが広告塔を務める仮想通貨を巡り、野田氏の夫と事務所秘書が金融庁に圧力とも取られかねない呼び出しを行ったことに加え、野田氏自身も情報公開請求の漏えいが判明。野田氏は漏えいについて謝罪し、閣僚給与を全額返納するなど、実際は総裁選どころではなくなった。

 今後について、野田氏は地盤をつくるために自らの派閥形成に意欲を見せたが、自民党関係者はこう一笑に付す。

「総裁選に出て負けたのならまだしも、20人の推薦人集めで2回もしくじった。姉御肌で本人の受けは良いが、いろいろボロが出て、しばらくは自ら進んで手を挙げるというワケにはいかないでしょう」

 野田氏は当時最年少の37歳で入閣。女性初の首相候補ともてはやされ続けてきたが、実績としては総裁選に1度出馬している小池百合子都知事にも遠く及ばないことになる。

「安倍政権は女性活躍を掲げ、ミソはつけたとしても野田氏が党内で“女性筆頭”であるのは変わらない。ワンチャンスがあるとすれば今後、自民党の支持率が極端に落ち込み“女性しかいない”となった時に担ぎ出されるかもしれません」(前出の党関係者)

 3年後の総裁選までに再び足場を固めるしかない。