国民民主党の代表選告示日に離党者 来夏の参院選後に予想される惨状

2018年08月23日 17時00分

街頭演説で顔を揃えた玉木氏(右)と津村氏

 国民民主党の代表選(9月4日投開票)が、玉木雄一郎氏と津村啓介氏の“一騎打ち”に決まった告示日の22日、なんと同党から離党者を出すという情けない事態になっている。

 離党届を提出したのは柚木道義衆院議員(比例代表中国ブロック)。柚木氏は「これ以上、政治信条を曲げてまで(政府・与党の)補完路線にくみすることはできない」と説明し、当面は無所属で活動し、立憲民主党や衆院会派「無所属の会」との連携を目指す意向を示した。

 同党は緊急の総務会を開き「(柚木氏の離党は)党の結束を乱す重大な反党行為」として離党届を受理せず、同日付で除籍(除名)処分を決めた。

 野党関係者は「執行部が強硬な処分を下した背景には、追随しかねない離党予備軍の動きを封じる狙いがある。現在、参院の野党第1会派は同党ですが、来夏の参院選で改選の議員の多くは離党、立憲入りが確実視されている」と話した。

 結成から2か月、各世論調査で支持率は軒並み1%未満と惨たんたる状況が続く国民民主。離党者にも頭を悩ませる絶望的な党勢だ。なんとか立て直しを図ろうと代表選に注目を集めたいところだが、前途は多難。

 同日、東京・西新宿で行った街頭演説会では、玉木氏や津村氏の訴えに足を止めて演説に耳を傾ける人は少なかった。津村氏が通行人に握手を求めても、拒否される姿が目撃された。

「代表選は、津村氏が党内グループ『自誓会』を率いる階猛政調会長代行らの支援を受け浸透を図っているが、玉木氏は大塚耕平共同代表ら執行部を中心に支持を広げて再選するとみられている」(前出の関係者)

 この日の同党全国青年大会でも玉木氏は「SNS、ツイッター活用が党員の拡大につながる」と語ったが、支持率1%の壁を打ち破れるか。