LGBT問題で雲隠れ杉田水脈議員 靖国参拝で野党は再び大激怒

2018年08月18日 17時00分

杉田水脈衆院議員

 性的少数者(LGBT)を「『生産性』がない」と表現し、バッシングを受けてから雲隠れ状態だった自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が、ひそかに政治活動を再開していた。

 同党は事態を重く受け止め、今月1日の党ホームページで杉田氏に対し「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」と指導したことを発表。杉田氏は、先月23日に自身ツイッターでの発言を最後に沈黙を続けていた。

 そんな中、杉田氏は終戦の日(15日)に超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)メンバーと東京・九段北の靖国神社を参拝したことが本紙の取材で分かった。

 同党関係者は「今年は昨年より13人少ない50人の衆参両院議員が参加した。内訳は自民党48人、日本維新の会、希望の党が各1人。午前8時35分、杉田議員が靖国神社を参拝したので驚きました」と明かした。

 騒動を巡っては、同党本部前で議員辞職を訴える大規模な抗議活動が繰り広げられるなど収束には至っていない。

 杉田氏がひそかに政治活動を再開していたことに立憲民主党関係者は「杉田氏は公人としての説明責任、心を傷つけたLGBTの方への謝罪が今もない。それなのに政治活動を再開したとは、許されることではありません。杉田氏の差別的な主張は、LGBTの方が生きやすく、理解が広がった社会の中で、まったく時代遅れの無理解な人権無視の発言だ」と語る。

 その杉田氏は16日、ジュネーブで始まった国連人種差別撤廃委員会の対日審査会合を傍聴。サングラス姿で入り、非政府組織(NGO)席で聴いた。同行のNGOの要請で記者は接触できなかった。

 野党各党は、秋の臨時国会に向けて同性婚を可能にするために法整備を検討を行う。「杉田氏の辞任を要求する」(別の野党党関係者)と息巻いている。