ロシア隕石落下!撃墜は可能なのか

2013年02月19日 11時00分


「今回は見逃されていたようですが、ある程度の大きさがあれば、事前に観測され、軌道が計算できる。2008年にアフリカ・スーダンに落下したアルマハータ・シッタ隕石は落下1日前に発見され、場所も判明していました」(大谷教授)


 日本時間16日早朝に地球へ最接近した直径45メートル、重さ約13万トンあるとみられる小惑星「2012DA14」も軌道が正確に把握され、地球へ衝突する可能性はないことが分かっていた。昨年、ロシアの探査機フォボスグルントの残存物が地球に落下した際には、数時間前に正確な落下場所が特定されていたように、事前捕捉されればリスク回避は可能だ。ただ、直径10メートルクラスは、最も発見しにくい大きさだという。


 一方、大気圏で全く燃え尽きない巨大隕石や彗星の衝突の場合は、分かっていても手に負えない。6500万年前にメキシコ・ユカタン半島に落下した巨大隕石は地球全体を寒冷化させ、恐竜滅亡の原因になったといわれる。


 このクラスの衝撃は核爆弾にも相当し、人への直接的被害だけでなく、原子力発電所や軍事基地などを直撃した場合には壊滅的な被害を及ぼす可能性がある。


 地球に衝突する可能性がある巨大隕石に対しては、大気圏に突入する前にレーザーやミサイルでの迎撃シミュレーションなどの計画が持ち上がっているが、現実的な対応策とはまだなっていないのが現状だ。

 

 観測されている巨大な小惑星でこの数十年以内に地球へ衝突する可能性があるものは確認されていないという。