25年・大阪万博誘致のカギは安倍首相の外交力?

2018年07月19日 17時00分

 超党派の国会議員でつくる「2025年大阪万国博覧会を実現する国会議員連盟」(会長・二階俊博自民党幹事長)が18日、永田町の参議院議員会館で総会を開いた。

 同会はオールジャパン体制で、大阪では1970年以来55年ぶりとなる2025年国際博覧会の誘致実現を目指している。

 万博の開催地は、11月23日のBIE(博覧会国際事務局)総会で、加盟国170か国の投票で決まる。先月、日本代表団は同総会で「豊富な万博開催経験を持つ日本だからこそできる」と力強くプレゼンテーションを行った。

 ライバル国はロシアとアゼルバイジャン。エカテリンブルク万博に向けてロシアは、シルアノフ第1副首相を筆頭に、ロシアにとって初めての開催であることやサッカーW杯を含めた国際イベントの豊富な開催実績を強調。一方のアゼルバイジャンはバクー万博。カスピ海地域での初開催を目指し、アゼルバイジャンが東西の歴史・文化の交差点で「人的資本を通してより良い将来を目指す」とアピールした。

 現時点の投票情勢について自民党議員は「大阪への誘致は簡単ではない。でも私の感触では『プーチン大統領より安倍首相を支持する』と追い風が吹いてる。課題は、いまだどこに投票するか態度が定まっていない国への対応だ。特に欧州は、8月までの休暇を終えてから本格的な検討に入る。最終的にはロシアとの一騎打ちになると思う」と話す。

 そうはいっても大阪は先月18日、府内北部を震源とする最大震度6弱を記録した地震が起きたばかり。「ロシアやアゼルバイジャンは『日本は地震の国だ』と宣伝するしたたかな戦略を使うのでは? 風評被害に打ち勝つ対策はあるのか」と不安の声が上がった。だが前出の自民党議員は「安全性のアピールは重要です。その役割は安倍首相しかいない。得意の“外交力”を生かせるチャンスだ」と話している。

 日本はロシア、アゼルバイジャンに勝利し、大阪万博を開催できるか。