「本気で2ちゃん潰し」は本当か

2012年05月14日 12時00分

「売国政府」「すくいようのないドジョウ総理」などなど、野田政権に言いたい放題のネット掲示板「2ちゃんねる」が、〝けしからん〟と警察庁にカミナリを落とされた。理由は、薬物取引など昨年1年間に削除要請を受けた書き込みのうち、97%を放置していたからだ。「警察と政府がグルになって、本気で2ちゃんねるを潰しにかかるのでは」などという噂まで飛び交っているが…。

 片桐裕警察庁長官は会見で「(削除されていないのは)ほとんどが規制薬物の宣伝など悪質な情報で看過できない」と犯罪ほう助での取り締まりをほのめかした。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「警察としては削除要請を超える対応は、表現の自由の観点からもやりづらい。2ちゃん側も削除システムがうまく機能していない。今回の発表は、日ごろ2ちゃんを苦々しく思っている警察からの『ちゃんとやれ』というプレッシャー」と指摘する。

 警察が取り締まるのはもっともだとしても、永田町界隈からはこんな声が聞こえる。

「民主党は2ちゃんを苦々しく思ってる。検索サイトで『民主党』と打つと関連ワードで『売国』と出るくらいですから」(事情通)

 消費税増税に理解を求める野田首相が雑誌やテレビでいくら訴えても、ネットでの批判が続けば効果は半減しかねない。批判を封じたい政府も、警察同様にネットをコントロールしたいわけだ。

 確かに、両者が陰で手を組んで2ちゃんねるを潰そうと思えばできる?

「そんな陰謀論じみたことでもないでしょう。警察は監視団体を作って2ちゃんをコントロールしたいのでしょうが、潰れるとは思えない」とは井上氏だ。

 管理はずさんでも2ちゃんねるはしぶとそうだ。