東京都練馬区の路上で女児にわいせつ行為をしたとして、警視庁捜査1課は13日、強制わいせつ容疑で、小川勝也参院議員(無所属、北海道)の長男で、職業不詳の遥資(ようすけ)容疑者(22)を再逮捕した。「私はやっていない」と容疑を否認している。
遥資容疑者はこれまでに、警視庁や埼玉県警に、同容疑や強制わいせつ致傷容疑で逮捕され、現在公判中。4月下旬に保釈されていた。
逮捕容疑は5月14日午後、練馬区の歩道で、帰宅途中だった小学生の女児の胸を自転車に乗ったまま触った疑い。防犯カメラの画像から遥資容疑者が浮上したが、犯行に使われた自転車は5月20日にディスカウントショップで処分したという。
父親の小川氏は「保釈中の身でありながらこうした事態に至り、関係の皆様をお騒がせしたことについて、心よりおわびを申し上げます」とのコメントを発表した。
前回の遥資容疑者の事件で旧民進党を離党した小川氏は無所属になった。来年の参院選で任期満了を迎え、その動向が注目されていた。
民進党で同僚だった立憲民主党の議員は「私のもとには、支持者から『小川さんは、息子を更生させる気があったのか疑う』『野党は選挙で一言一句、きれいな政策を並べているが信用できない』などとお叱りの声を受けた。野党は次の参院選に向けて、大ダメージを負ったことは間違いない…」と語る。