【新潟県知事選】脱原発のカギ握る小泉親子バトル

2018年05月16日 17時30分

 新潟県の米山隆一前知事(50)の辞職に伴う知事選(24日告示、6月10日投開票)で15日、前海上保安庁次長の花角英世氏(59)が新潟県庁で記者会見し、無所属で立候補を表明した。自民党が推しており、公明党も支援する見通し。野党統一候補となる見込みの池田千賀子県議(57)が既に無所属で出馬表明している。与野党対決の構図がほぼ固まった。

 永田町関係は「『週刊文春』に女子大生との買春疑惑を報じられて辞職した米山氏は2016年、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重だった泉田裕彦元知事の方針を引き継いで当選。今回の選挙戦は脱原発が争点になるだろう」と話す。

 安倍・自民党は“自民党プリンス”小泉進次郎副幹事長を現地に派遣する必勝プランが練られている。一方の野党は、前回の知事選で応援した米山氏の買春疑惑スキャンダル辞職を受けて候補者選びが難航。地元選出の野党女性議員の名前が挙がったが、最終的に池田氏が出馬表明して野党統一候補となった。

 15日、国会内で会見した自由党の小沢一郎氏は「野党はまとまって選挙戦をやる。与野党対決の争点は原発です。(池田氏は)脱原発が基本の訴えになる」と話した。  ところで、“脱原発”といえば、小泉純一郎元首相が「即ゼロがいい」と脱原発論を展開し、安倍晋三首相にエネルギー転換を突き付けている。

 政府関係者は「小泉氏は今月23日に新潟県魚沼市で講演する。会場に野党女性議員が池田氏を連れてくる観測が流れている。進次郎氏が選挙戦で脱原発を訴えるのか、訴えないのか。選挙戦本番は、小泉親子対決に注目が集まる」と語った。