海洋堂が“ガチャガチャ”本格参入

2013年01月29日 10時30分

 フィギュア界の雄、海洋堂が自らのブランドを立ち上げて、今年からカプセルトイ市場に本格的に乗り出す。いわゆる“ガチャガチャ”のマシンをスーパーやコンビニに設置し、毎月オリジナルのミニフィギュアを販売していくという。食玩ブームから時がたち、製造する中国では人件費が高騰するなど難問もある中、あえて乗り出したのはなぜか。同社の宮脇修一社長に聞いた。

 海洋堂といえば2000年前後、「チョコエッグ」に入れた精巧な動物フィギュアが話題となり、累計1億3000万個を販売する爆発的ヒットを記録。さらに「タイムスリップグリコ」「チョコQ」「ワールドタンクミュージアム」など食玩市場で数々のヒットを生み出した。それまで見向きもされなかった「動物フィギュア」や「原型師」という存在に世間が注目するようになったのもこのころからだ。

 チョコエッグへの提供は02年に終了。チョコQなど前出の3商品は06年までに販売を終了した。その他の食玩も09年を最後にやめた。代わりに「リボルテック」フィギュアをヒットさせたが、今年から再びミニフィギュアに力を入れる。その理由とは? 宮脇社長によれば「海洋堂調べでは、日本人は世界一のフィギュア嫌いです。フィギュアの認知度を上げ、市民権を得るためです」。

 日本人はフィギュアが嫌い?「少し前までフィギュアといえばフィギュアスケート。人形=ドールはあっても、リアルな姿形をしたフィギュアを楽しむ文化は日本にはありませんでした。今でも、例えば米国では映画公開に合わせて登場キャラのフィギュアが20万個なんて単位で作られます。しかし日本の劇場ではグッズはペンケースなどが売れ、フィギュアが米国のように売られることはない。海洋堂の使命はフィギュアが普通に売られる国にすることです」