「ハンバーガー1280円」の戦略

2012年09月16日 12時00分

 日本撤退から2年後の2011年12月、東京・表参道に再上陸を果たした「ウェンディーズ」。日本独自で商品開発した「ジャパン プレミアム」シリーズが好評で、8月17日には2号店となる六本木店がオープン! 新生・ウェンディーズの戦略を、ウェンディーズ・ジャパン合同会社のCEO(最高経営責任者)、アーネスト・M・比嘉氏(59)に聞いた。

 1969年、米国・オハイオ州で誕生した「ウェンディーズ」は、世界第3位のハンバーガーチェーン。現在、世界26の国と地域で6500店舗以上を展開している。
日本には80年、東京・銀座に1号店を出店し、「ドムドムハンバーガー」を手掛けていたダイエーがフランチャイズ契約を締結も、2002年には「すき家」で知られるゼンショーに売却。そのゼンショーも契約を更新せず、09年12月にウェンディーズは日本市場から撤退した。

 ウェンディーズ再上陸の立役者は、ハワイ生まれの日系3世で、食材の輸入・販売などを行う(株)ヒガ・インダストリーズ会長の比嘉氏だ。1985年に米国の宅配ピザチェーン「ドミノ・ピザ」の独占契約者となり、日本初の宅配ピザ店を開業。ピザの宅配という新業態を1300億円市場にまで拡大させた。米国の食文化を日本で定着させた手腕が評価され、ウェンディーズ復活をかけて比嘉氏に白羽の矢が立った。