老後の備えに“一石三鳥”の民間介護保険

2013年09月24日 15時12分


 さらに現在、公的介護保険の自己負担を2割に、特別養護老人ホームへの入所は要介護3以上に限定すべきといった議論もある。今後はさらに自分で介護資金をためておく必要性が増すだろう。そこで検討したいのが民間の介護保険。中でも近年人気なのが、給付金の支払い基準が公的介護保険の要介護認定に倣っているタイプだ。

 例えばソニー生命の「終身介護保障保険(5年ごと利差配当付)」も、公的介護保険の認定基準に基づき介護一時金や介護年金が支払われる商品。要介護2と認定されると、介護状態が続く限り一時金や年金が受け取れる。何年続くか、いつ終わるのかが分からない介護だからこそ、ずっと年金がもらえるのは心強い。

 また、貯蓄性が高いのも魅力のひとつ。加入年齢や性別によって異なるが、おおむね保険料の払い込みから9年たてば、払込保険料よりも解約返戻金の方が多くなるので、まとまった出費が必要になったら解約して使うこともできる。もちろん、解約せずに持っておけば、解約返戻金は増え、介護状態になったら終身にわたり年金がもらえる。そして、万が一の場合には払い込んだ保険料以上の死亡保険金を受け取れるので、いわば“一石三鳥”の保険だ。

 最近では「公的な介護サービスを受けたいけれど毎月2万~3万円の自己負担分が捻出できない」と介護申請すらできない人もいる。あらかじめ自分の介護について費用を想定した上で貯蓄しておくことが、これからはますます不可欠になってくるだろう。 
 さらに、意外と大切なのが、病気や寝たきりにならない、健康で丈夫な体づくりだ。老後までに残された時間を使って、お財布にも体にも着実に筋力をつけていきたい。