コロナ対策で「家飲み増加」 健康志向でノンアルコール飲料も!

2020年03月24日 10時00分

「ストロング系」と呼ばれるアルコール度数が高い缶酎ハイやハイボールなどを買って家で楽しむ。そんな家飲みが増える一方、健康志向によるノンアルコール飲料の市場も拡大。売り上げを伸ばしている。

 商品開発が激化し、格段にうまくなっている缶酎ハイ。ストロング系と呼ばれるものに加え、RTD(レディ・トゥ・ドリンク)と呼ばれるフタを開けるだけですぐ飲める酎ハイやカクテルなどのシェアも拡大。RTD市場は2009年からの10年で約2倍に成長している。

 ただ、こういったアルコール飲料だけが増えているわけではない。酒造メーカー関係者は「サントリーの『ノンアルコール飲料レポート2019』によると国内のノンアルコール飲料市場は09年に約502万ケース(1ケース633ミリリットル入りの大瓶20本)だったのが、19年には約2265万ケースと約4倍に伸びているんです。味が格段に向上したことと、ビールだけでなく、ワインや日本酒にまで市場が拡大したからですよ」と語る。

 ノンアルコール飲料は02年の改正道路交通法で飲酒運転の罰則が強化されたことに伴って、需要が高まり、大手酒造メーカーが一斉に参入。宴席などで酒が飲めない人のために開発が進められた。

「ここ数年、ノンアルコールビールが本物のビールに匹敵するほどうまくなっている。酒の飲み過ぎで肝機能の衰えや体脂肪が気になる消費者がノンアルコール飲料に切り替えるケースが急増しているんです。また、石川県金沢市の老舗酒造メーカーや京都の酒造会社から、日本酒テイストのノンアルコール飲料が発売。さらに、ノンアルコールのワインが女子会や主婦のランチ会などで人気を呼んでます」(酒類アナリスト)

 新型コロナウイルスの影響で、外出自粛を強いられている消費者は家飲みも多くなるだろうが、健康の意味でも、ノンアルコール飲料はオススメかもしれない。