世界一売れたゲーム「マインクラフト」 IT専門家が語る教育ツールの魅力

2019年06月19日 08時00分

マインクラフトのゲーム画面

 マイクロソフトは先月、ゲーム「マインクラフト」の累計売上本数が1億7600万本を超え、「テトリス」が保有していた約1億7000万本の記録を追い抜き、“世界一売れたゲーム”になったことを公表した。

 2009年にPCゲームとして登場した「マインクラフト」(以下マイクラ)は全世界でヒットを記録し、スマホ・タブレット版のほか、Xbox、PS4、ニンテンドーSwitchなど家庭用ゲーム機でも大人気。立方体を積み上げて自由に家を作ったり冒険したりするゲームだそうだが、一体なぜこんなにもヒットしたのだろうか?

「日本の子供たちに浸透させたのは、HIKAKIN(ヒカキン)ら人気ユーチューバーのゲームプレー動画の配信が非常に大きい」と語るのは、ITの専門家でエバンジェリストの伊本貴士氏だ。

「マイクラの中ではあらゆるものが作れますが、その素材と道具を作るところから始まるので、とにかく奥が深い。さらにマイクラは教育ツールとしても注目を集めています」

 やや専門的になるが、マイクラのブロックには、重量センサーとなる床ブロックや論理回路を作成するためのブロックがあり、これらをうまく組み合わせることで、特定のブロックを踏むと矢を発射して敵を攻撃する自動発射装置を作ることができるなど、電子回路やプログラミングの基礎を学ぶことができるという。

「うちの子供も4歳なのに私より詳しく、どうしてこうなったのかを自分で学びきちんと説明します。さらにプラグインを導入すればPython(パイソン)などのプログラミング言語を使ってマイクラの世界でキャラクターなどをロボットのように操作することも可能。これからはプログラムによってロボットを動かす時代になるので、デジタル人材を育成するのにこれ以上の教育ツールはありません」

 ゲームのやりすぎで親に叱られた世代には驚きしかない…。