ソフトバンク孫社長 仮想通貨約145億円損失でも「いい売り時」の声

2019年04月24日 16時25分

孫正義氏

 ダウ・ジョーンズ通信は23日、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が仮想通貨ビットコインの投資に失敗し、1億3000万ドル(約145億円)以上の損失を出したと報じた。

 同通信によれば、孫氏は2017年後半にビットコインを購入。相場が急落した翌年の早い時期に売却し、損失を出したという。同グループの広報担当者は「コメントを差し控える」としている。

 ソフトバンクグループはビットコインを手掛ける米投資会社「フォートレス・インベストメント・グループ」を傘下に収めており、孫氏のビットコイン投資も「フォートレス」幹部の勧めだったという。

 仮想通貨に詳しいIT関係者は「17年はビットコイン元年といわれ、1月に1BTC=10万円前後だったのが、8月には50万円、12月には200万円を超え、1億円になるんじゃないかと騒がれたバブル期でした。ところが、翌年1月に急落し、コインチェックの流出事件以後も下がり続け、現在は60万円台まで落ちた」と話す。

 孫氏の具体的な投資金額や購入、売却時期は不明だが、前出の関係者は「17年後半に投資したというのなら、ちょうど上がり続けていたところか、最高値前に高値でつかんだ可能性がある。ただ、翌年早い時期に売却したというのなら、損切りのタイミングとしては、ベストでしょうね。下がる一方で売り時を失い、またバブル到来を信じ、塩漬けにしている投資家が多い。今は最高値時から見れば約4分の1になっていますからね」。

 フォーブスが今月発表した日本国内の長者番付によれば、孫氏の資産は240億ドル(約2兆6670億円)で2位。首位はユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正社長の249億ドル(約2兆7670億円)。

 145億円は庶民から見れば、莫大な額ではあるが、孫氏の資産から見れば約0・5%にすぎず、痛くもかゆくもなかった!?