保険金目当て? シュノーケリングで溺死装い妻殺害容疑夫のスマホ検索履歴

2018年04月21日 17時00分

 和歌山県白浜町の海水浴場で昨年7月、シュノーケリングをしていた大阪市旭区の飲食店店長で妻の志帆さん(28=当時)を溺れさせて殺害したとして、同県警は19日、殺人の疑いで夫の運転手、野田孝史容疑者(29)を逮捕した。

 捜査関係者によると、志帆さんには野田容疑者を受取人に3000万円の生命保険が掛けられており、互いを受取人にした複数の生命保険に加入していた。2人は離婚協議中で、県警は水難事故に見せかけた保険金殺人事件の疑いがあるとみている。同容疑者は容疑については黙秘している。

 検視の結果、志帆さんの体内から大量の砂が見つかっていたことも判明。浅瀬で顔を沈められ、砂をのみ込んだ可能性があるが、野田容疑者が当時「妻が溺れていた」と説明した場所は水深2メートルほどだったことから、県警は発覚を恐れて虚偽の説明をしたとみている。同容疑者のスマートフォンには、事件前の検索履歴に「水死」や「見せかけて」などの単語が残っていた。

 志帆さんの勤務先によると、野田容疑者とは学生時代から交際を始め、2015年に結婚。一部報道では、同容疑者が別の女性と交際し、その女性が妊娠していることが昨年6月に発覚し、志帆さんは実家に戻った。事件前の7月には同容疑者が志帆さんの実家を訪れ、両親に謝罪し、離婚に同意していたという。

 逮捕容疑は昨年7月18日午後4時50分ごろ、白浜町の臨海浦海水浴場で、志帆さんを溺れさせ、殺害した疑い。志帆さんは岩場で溺れ、野田容疑者が監視員に助けを求め、共に救助した。同容疑者は当時「トイレに行っている間に溺れた」と説明したが、志帆さんがスキューバダイビングのライセンスを持っていたのに溺れたこと、毎年夫婦で訪れていた場所だったことなど、不自然な点があった。