74歳父親が37歳の次女を絞殺 平穏そうな日常生活と「娘の将来」

2018年01月16日 17時30分

「今朝、次女の首を絞めて殺した」――。15日午前9時すぎ、警視庁練馬署に出頭した無職の増田幸平容疑者(74)を同署は殺人容疑で逮捕した。練馬署員が直ちに幸平容疑者の住むアパートを訪れたところ、同居中の次女で無職の増田絵美子さん(37)が部屋で意識不明の状態で倒れており、その後、搬送先の病院で死亡が確認された。

 同署によると幸平容疑者は「自分のマフラーで首を絞めて殺した。娘の将来を悲観した」と供述し、容疑を認めている。

 逮捕容疑は15日午前、自宅で絵美子さんを殺害した疑い。発見時、絵美子さんの首にはマフラーが巻きついたままで、絞められたような痕があった。絵美子さんには抵抗した際にできた傷もなく、室内に争った形跡もなし。絵美子さんが寝ている間に、首を絞めた可能性が高いとみられる。

 幸平容疑者は、練馬区内の4階建てのアパートで、妻と死亡した絵美子さんの3人暮らしをしていたという。それにしても父親が娘に手を掛けるというのは、よほどのこと。両者の間で常にトラブルが絶えなかったのならともかく、近隣住民によれば、決してそうではなかった。

「仲の悪い様子もなく、静かに暮らしていたと思う。何でこんなことになったのか、分からない」と首をかしげるばかりだ。次女について近隣住民は「自治会の集金をしに行った時に、娘さんに会った。見た目は地味な感じ。あいさつ程度の会話しかしなかったけど…」と、特段変わった様子はなかったという。

 父親の健康状態も問題なく、「ご主人は何年か前に退職したので、昼間は赤い自転車で元気そうに外を走っている姿を見かけた」(別の近隣住民)。

 日曜には、夫婦で車に乗って買い物に出かけるような、どこにでもいる家族のようだったとも言われるだけに、何が原因だったにせよ、痛ましい事件だ。