ビニールハウスに下着隠した男逮捕“昭和なエロス事件”発生

2017年12月14日 17時00分

桜井氏の著書「ビニールハウスの下着」

 昭和のエロスの香りがする事件だ。和歌山県警御坊署はこのほど、窃盗と建造物侵入容疑で御坊市の農家の男(61)を逮捕した。顔見知りの近所の奥さんの下着を盗み続け、自分の仕事場であるビニールハウス内に保管するという行為は、偶然にも本紙「男セン」面でおなじみの官能小説家・桜井真琴氏の作品そっくり。桜井氏は犯罪行為はとがめつつ、同容疑者に小説家デビューを勧めた。

 逮捕容疑は2日午前8時から午後5時ごろの間、同市の民家に忍び込み、納屋に干されていた30代後半の女性が所有するパンティー3枚を盗んだ疑い。逮捕は11日。男は容疑を認めている。

 地区一帯は有数の生花産地で、農家はビニールハウスで生産したスイートピーなどを全国に出荷している。逮捕された男と被害者の主婦も互いに農家で顔見知りだった。

 御坊署によると、11月29日に女性から「下着が盗まれた」と被害届が提出された。被害者方の旧家敷地内にある納屋は扉も鍵もない。警察が農機具や物が積まれている中にビデオカメラを紛れ込ませると、男の顔や下着を盗む様子がバッチリとらえられていた。

「設置してから数日後だから狙い通り。こんなに極めて早いのはテレビドラマでもない」(同署)

 下着を盗むとき、さぞかしニヤニヤしていたのかと思いきや「いいえ。普通に無表情。やった!とかもなかった」(同)というから下着ドロへの慣れを感じさせる。

“戦利品”の隠し場所はビニールハウスだった。自身のハウスの中の段ボールにブラジャーやパンティーなど下着約40枚を隠していた。自宅で家族にバレる危険を避けたとみられる。

 被害者の娘の下着も盗まれたことがあるが、捜査関係者によると「あくまで狙いは被害者の下着だ」とのこと。ハウスの中で咲き乱れる花に囲まれながら、顔見知りの奥さんの下着を堪能していたのか。被害者は「気持ち悪い」と話しているという。同署では当然、余罪も捜査中だ。

 偶然にも「ビニールハウスの下着」を著した官能小説家の桜井真琴氏は「暖かく、外から見られにくいビニールハウスには洗濯物がよく干されている。『農家』『隣の家の奥さん』『下着』など官能小説の定番がこんなに出てくる事件も珍しい。盗まれた側は気持ち悪いだろうけど、男にとっては身近で顔のわかる相手の下着の方がよほど良かったに違いない」と話す。

 桜井氏は「犯罪は絶対にいけない」と前置きしたうえで男にメッセージを送った。

「リビドー(強い欲望)があるなら官能小説を読んだり、書いたりしてほしい。今の官能小説の6~7割が熟女もの。田舎の熟女を好きな人は多い。農家の奥さんはムチムチしていて、お尻が大きそう。私も創作イメージが湧いてきた」。容疑者が更生して作家になる日が訪れるか。