逮捕!乱交パーティー主催男の「周到」と「墓穴」

2017年11月23日 08時30分

“荒稼ぎ”とまでは言えないものの、3年あまりで6000万円を売り上げたとみられる乱交パーティー主催者の男が捕まった。警視庁保安課は21日までに、売春防止法違反(周旋目的誘引)の疑いで東京都港区の無職の男(31)を逮捕した。目を引くのは有山容疑者が開いていたパーティーの中身とその“営業手腕”だ。厳しいルールを徹底させ準備も万全、客にプレゼントまで用意していたというから驚かされる。それでもお縄になったキッカケとは――。

 逮捕容疑は10月下旬ごろ、ツイッターに「11月19日(日)15時~18時 乱交イベント 基本的にゴム有り、ワイワイ、ソフトプレイです」などの文言で参加者を募り、売春目的の客をあっせんした疑いだ。19日に逮捕された。

 警視庁保安課は同日、神奈川県内の高級ホテルでの乱交パーティーに参加した20~40代の男女11人も、公然わいせつの疑いで現行犯で逮捕している。

 容疑者は月8回程度、東京近郊、関東地方の高級ホテルを中心に、全国で乱交パーティーを開催していた。

 保安課によると、2014年5月ごろから今年11月までに、約6000万円を売り上げたとみられる。参加費は男性3万円。女性は無料、会場までの交通費を支給したうえ、帰りにはアダルトグッズまでプレゼントしていた。

 ある風俗関係者は「いざ始まったときに女がいないと話にならないからね。“乱パ”では、数人の風俗嬢を金で雇って用意しているもんだ」と指摘する。基本的に女性はプロが大多数だとみられる。今回の事件で警察が踏み込んだ会場には女性が最低でも2人いたという。

 容疑者の営業方法は、ツイッターを使って「しのぶ」の名前で乱交・輪姦パーティーの主催を告知していた。ちなみに逮捕後も同アカウントは自動bot(あらかじめ設定した書き込みを自動的に繰り返すこと)による投稿が続いている。

 実は、容疑者の乱交パーティーには厳しいルールが設定されていた。男性客には禁酒や禁煙のほか、マナーなどいくつかの条件を課していたという。そのうえ性病検査も要求していたというから、ある意味で“安全管理”が徹底している。

「乱交趣味のサークルとは違って、営利目的の乱交パーティーの中では、かなりしっかりした運営のようにみえる」(前出の風俗関係者)

 気になるパーティーの中身は、前述したソフトな和気あいあいとした複数プレーばかりではなかった。ハードな内容を好む客にも対応していた。その証拠に逮捕容疑には、9月ごろに「めぐみちゃん 中だし輪姦イベント」も募集した疑いも含まれている。

 ツイッターには「生ハメ、中だし、ハードプレイなど希望の場合は女の子が一人の輪姦イベントに参加検討ください」とある。

 容疑者はパーティーの前に、緊急用のピルや、男性用・女性用のバイアグラまで周到に用意していた。

 事情通は「“乱パ”の開催は、日中に客室を遊ばせておく高級ホテル側にもメリットがあり、男性、女性とも性欲と金銭欲を満たすことができる。考えようによっては、経済も回って、参加者みんなが幸せなはず。でも、有山は目立ちすぎた…」と分析する。

 なぜなら、逮捕のキッカケとなったのは、9月のとある日に警視庁に送りつけられたタレコミメールだったからだ。

 容疑者は個人アカウントで、セックスマナーの悪い男性客や、応募時に態度の悪かった男性とのメールのやりとりを“見せしめ”のようにさらしていたのだ。これでは恨みを買っても仕方ない。

「“乱パ”を好む者は、誰にも迷惑はかけていない、との思いがある。とはいっても人サマに言えないような恥ずかしいことをしているのだから、謙虚に日陰者の意識を持つべきだ」と前出の事情通は話している。