「関東連合」壊滅へ 包囲網作戦の全容判明

2013年01月16日 16時00分

 昨年9月、六本木のクラブで起きた金属バット襲撃事件で、凶器準備集合の疑いで逮捕された暴走族「関東連合」(解散)の元リーダー・石元太一容疑者(31)ら8人が12日、送検された。今回の事件で改めて浮かび上がったのが、関東連合という存在だ。すでに警察は本格的に捜査に乗り出しているが、それに加えて国税も動きだしたという。国を挙げて関東連合対策に乗り出すことになりそうだ。

 

 

六本木クラブ襲撃が命取りに  

 

 事件の捜査では10日、11日の2日間で15人が逮捕され、これで残る容疑者はフィリピンに逃げているとされる主犯格の元メンバーの男(33)ら3人となった。12日には10日に逮捕された石元容疑者(詐欺罪で公判中)ら8人が送検された。

 

 逮捕当初は「今は何も話したくない」と供述を拒んだ容疑者がほとんどだったが、時間がたつにつれ当日の詳しい状況も分かってきた。逮捕された15人のうち、クラブに押し入ったのは関東連合元幹部の百井茂容疑者(30)ら9人とみられ、クラブに持っていった金属バットは3~4本という。警視庁はクラブ内でも役割分担があった可能性があるとみており、調べを続けている。

 

 昨年9月、六本木のクラブ「フラワー」に客として訪れていた飲食店経営藤本亮介さん(31=当時)を、目出し帽をかぶった集団が金属バットで襲撃、殺害するという近年まれに見る凶悪な犯罪も、リーダー格の容疑者たちは関東連合の元メンバーだったわけだ。他にも2010年の市川海老蔵への暴行事件など世間を騒がせたいくつかの事件に関東連合の元メンバーが関わっており、警察としてはもはや見過ごせないところまできているという。

 

 裏社会の関係者は「散々言われているように、これまで警察は暴力団に対する締め付けを厳しくする一方、暴力団員登録されていないが犯罪に手を染めている、いわゆる“半グレ”と言われる存在への締め付けはそこまで厳しくなかった。しかし六本木のクラブ襲撃事件で、風向きが変わったことは確かだ。関東連合壊滅作戦に本格的に取り組むことになるだろう」。