ミャンマー留学生が元カノ刺傷 同郷出身者との恋愛に潜む危険性

2017年08月08日 17時30分

 7日午前6時50分ごろ、東京・千代田区大手町のオフィス街で、元交際相手の女性(26)の背中を刃物で刺して殺害しようとしたとして、女性の元交際相手でミャンマー国籍の留学生ニェン・チャン・アウン容疑者(28)が殺人未遂容疑で丸の内署に現行犯逮捕された。

 女性もミャンマー国籍で、ビル清掃のアルバイトの出勤途中、待ち伏せていたニェン容疑者に背中を3か所刺されて全治1か月の重傷を負った。ニェン容疑者は調べに「私が刺しました」と容疑を認めている。

 2人はミャンマーで知り合い交際しており、女性がニェン容疑者を追って後から来日したが昨年4月ごろに破局。その後、ニェン容疑者が女性の自宅に押しかけたり、女性の現在の恋人に対する悪口をSNSに書き込むなどストーカー化したため、女性から相談を受けた新宿署が今年1月に口頭で警告していた。

 ニェン容疑者は豊島区の築40年近い家賃7万円台の貸オフィスに暮らし、自宅近くの巣鴨地蔵通り商店街でも頻繁に目撃されていた。

「いつも1人でフラッと店に入ってきて、何を買うでもなかった。(体格が)横に大きいから印象に残っている」(店主)

 留学生同士の事件といえば、昨年11月、東京・中野でも中国から留学中だった大学院生の女性(24=当時)が同じく中国人留学生の男(25=同)に首を切られて殺害された。

 男は殺害した女性の部屋に同居していた別の女性の元交際相手。別れた後もストーカー行為を繰り返し、何度も女性の部屋を訪れていたようだ。

 留学生支援事業の経験者は「海外生活の心細さを同じ国出身者同士の恋愛でカバーして依存し合っていると、失恋した時にものすごい喪失感や孤独感に襲われ、自国にいる時以上に被害者意識や執着心を感じて凶暴化したり、どうにか復縁しようとしつこく迫ることはあるようだ」と話している。