仮想通貨を狙った計画的犯行か 遺体発見・失踪女性の死因は窒息

2017年08月03日 17時00分

 行方不明だった名古屋市のパート従業員、野田みゆきさん(53)の遺体が滋賀県の山林で見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮捕された知人の岐阜県大垣市の土木作業員、西田市也容疑者(20)が、野田さんの仮想通貨「ビットコイン」を失踪後に入手していたことが2日、分かった。

 捜査関係者によると、西田容疑者は「(野田さんが失踪した)6月18日に『ビットコインの件で話がある』と呼び出した」と供述。愛知、滋賀両県警は、野田さんの所有する金品やビットコインを計画的に狙った可能性もあるとみている。

 2人は野田さんが運営に関わっていたビットコインのセミナーを通じて知り合い、野田さんが西田容疑者にビットコインの購入を持ち掛けていたという。

 捜査関係者は「7月上旬、野田さんになりすましてスマホを操作し、30万円相当以上のビットコインを引き出した形跡がある。野田さんが先生で西田容疑者が生徒のような関係で投資をしていたようだ」と語る。

 また、同容疑で逮捕されたアルバイトの滋賀県愛荘町の少年(18)と西田容疑者が、野田さんの遺体を遺棄現場まで車で運んだとみられることも判明。西田容疑者と少年は殺害への関与も認めており、今後は強盗殺人容疑でも立件されそうだ。

 西田容疑者と少年はともに滋賀県出身で同じ中学の先輩と後輩の関係だが、少年は野田さんと面識がなかった。両県警は西田容疑者が事件を主導したとみている。

 野田さんは6月18日、岐阜・JR大垣駅で西田容疑者の車に乗ったことが確認されており、親族からの行方不明届を受けて捜査していた両県警が7月31日、滋賀県多賀町の山林で遺体を発見した。司法解剖の結果、死因は首と胸を圧迫されたことによる窒息だった。首の骨や肋骨が複数折れており、馬乗りで首を絞められた可能性もある。