パチンコ店「糞害」トイレの壁に大便塗りつけた男逮捕

2017年07月27日 17時00分

 負けた腹いせにパチンコ店のトイレを大便で汚すトンデモ行為をはたらいた男が逮捕された。しかも、男の職業は街をキレイにするゴミ収集作業員とわかって二度ビックリ。これだけでなく、全国のパチンコ店では、負けた客が怒りから様々な事件を起こしているのをはじめ、犯罪スレスレの様々な八つ当たりがあるという。

 鹿児島西署はこのほど、鹿児島市内のパチンコ店で男子トイレ個室内の壁に大便を塗りつけたとして、建造物損壊の疑いで、鹿児島市職員の瀬筒弘之容疑者(36)を現行犯逮捕した。
 23日午後5時12分、洋式トイレの個室内で大便を手で壁になすりつけた疑い。瀬筒容疑者は「パチスロに負けて腹いせでなすりつけた」と容疑を認めている。同署によると「立ったときの顔あたりの高さの壁に、手で4か所くらいスーッと茶色い線を描いていた」。

 同店ではかねて同様の被害が多発していた。困っていた店員らは執念の調査によって、常連客の瀬筒容疑者の犯行であることを突き止めた。犯行前後のトイレ内を確認したうえで、現行犯でいわゆる“私人逮捕”して警察に引き渡した。

 裏付け捜査をした警察も大変だった。捜査関係者は「店の防犯カメラにはトイレに入る様子がおさえられていた。その他に、人糞のDNA鑑定をしなければならない。強烈な悪臭の中で、遺留品を麺棒で緻密に採取して…。壁をなぞっているから、指紋は稜線が流れて判別できなかったと思う。被疑者の手に付着した便も調べました」と疲れきった表情で話す。

 犯行に使った大便は「自分で出したもの」と供述しているというが「排せつは感情と密接にかかわっている。取り調べの刑事にも、怒ると大便をしたくなる体質かどうか、確認を取るように指示が出ている。性癖にも関わる部分なので、長期的な視点で改善をする必要があるかもしれない」と同署。

 お下劣な行為をした瀬筒容疑者だが、仕事では2003年から市の環境局清掃事務所に勤務。所長によると、主任の肩書でゴミ収集車の作業員として、家庭ゴミの回収に従事してきた。

 先の捜査関係者も「街をキレイにするための仕事をしながら、こんなことをするのは本末転倒。トイレのクリーニング代の見積もりも出して、自分でキレイにしてほしい」と憤慨する。昨年7月には埼玉・八潮市でハンマーを手にパチンコ台約30台を次々と破壊した男、同年11月には大阪・大東市のパチンコ店の駐車場で客の車4台に塗装剥離剤を付着させ、塗装をはがした男が逮捕されている。いずれも負けた腹いせだったとされる。ここまでやれば明らかな犯罪だが、パチンコ店関係者は客による常軌を逸した実態をこう語る。

「負けたお客さんは台を殴ったり、店の備品を蹴ったり、八つ当たりは珍しくない。よくあるのは台の上下の皿に飲み物を流し込んだり、ガムやお菓子を詰め込んだりする行為。『火をつけるぞ』と放火予告まがいに脅されることもある。ウチの店でも出禁にしたブラック客が何人もいる」

 負けて頭に血がのぼる気持ちもわかるが、キレイに遊んでほしいものだ。