PC遠隔操作犯は「30代オッサン」か

2013年01月06日 18時00分

 グリコ・森永事件の「かい人21面相」気取りなのか。パソコン遠隔操作事件の「真犯人」とみられる人物が1日、報道機関などにクイズをメールで送りつけた。タイトルは「謹賀新年」で「新しいゲームのご案内ですよ」とクイズが添付されていた。送信元のアドレスが昨秋、弁護士らに送られた犯行声明メールと同じため、同一人物とみられる。

 1問目は2000年発売のテレビゲームのキャラクターが何かを話している画像。話の内容が次の問題へのパスワードとなっている。2問目は「モーニング娘。」メンバーの画像が大量に出てくる。そのうち1つは開けないが、画像結合ソフト「ラブマシーン」を使うと3問目へ。次は詰め将棋で解答がパスワードになっている。4問目は音声データがあり、逆回転させると簡単なヒントが出てくる。ヒントからパスワードを打ち込むと5問目に進める。

 すべてクリアすると、石柱の下に記憶媒体のUSBメモリーを埋めたとみられる山中の画像があった。添付された犯人のメッセージには「写真の場所に(中略)記憶媒体を埋めてあります。早い者勝ち!」とある。画像の位置情報から東京・奥多摩の雲取山の山頂付近と判明。しかし、警察が掘り返すも、メモリーは見つからなかった。

 一体、誰がこんなイタズラを仕掛けたのか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「クイズの中で気になったのは『ラブマシーン』。これは画像や動画を結合するソフトで2000年代前半によく使われていたもの。今使っている人はおらず存在を知っている人も多くない」と話す。

 確かに「ラブマシーン」が流行したのも10年以上前なら、使われているテレビゲームも10年前のもの。それだけに「犯人はネットユーザーの古株で、30代のオッサンでしょう。警察をおちょくっているのだと思いますが、少し調子に乗っている印象も受ける。第2弾が用意されている可能性が高く、いずれミスをして尻尾を出すんじゃないでしょうか」と井上氏。

 警察が正月に山登りをしているニュースを見て、犯人は“初笑い”しているのだろうか。