千葉大集団レイプ事件「有罪判決」どうなる被告の「資格」と「卒業」

2017年03月31日 17時00分

 千葉大医学部生らが泥酔した20代女性を集団レイプした事件で千葉地裁は30日、準強姦罪に問われた医学部5年増田峰登被告(23)に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した。また、学生に交じり女性の体を触った準強制わいせつ罪に問われた元研修医藤坂悠司被告(30)にも懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決が下った。

 事件は昨年9月、千葉市内の居酒屋で起きた。集団強姦罪に問われている医学部5年吉元将也被告(23)、山田兼輔被告(23)らが女性を泥酔させてトイレで暴行。様子を見に行った藤坂被告は「先生もどうですか」などと誘われて女性に触った。その後、増田被告は自宅で女性を強制フェラなどで陵辱した上、医師の卵でありながら「救急車を呼んで」という女性の訴えを事件の発覚を恐れて無視。4人の男が代わる代わる被害者をいたぶった。

 藤坂被告は勤務していた千葉大病院を解雇された。判決を受けて両被告の扱いが注目されている。厚労省によると、藤坂被告については「次回9月か10月に開かれる医道審議会で免許取り消しや医業停止処分が決まる。わいせつ事案の処分は重い傾向にある」といい、医師免許の剥奪は免れないだろう。

 医学部生の増田被告はどうか。「医師国家試験は有罪判決を受けていようと基本的には医学部を6年まで修了すれば受験できる。ただ、免許申請の際には罰金刑以上の刑事罰を受けていれば交付されないこともある」(同)という。執行猶予中は免許取得はできないだろうが、合格は“一生モノ”でいつ免許申請してもよいという。

 つまり、大学が退学処分にしなければ、増田被告が医師になる可能性は残される。千葉大は「来月早々にも処分を決める」としているが、仮に停学などの処分を下せば十数年後、何食わぬ顔で医師になっているかもしれない。