アイドル殺人未遂事件 態度豹変・岩埼被告のトンデモ度

2017年02月23日 17時00分

 昨年5月、東京・小金井市のライブ会場で音楽活動をしていたアイドル冨田真由さん(21)をメッタ刺しにした殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた岩埼友宏被告(28)の裁判員裁判の第3回が22日、東京地裁立川支部で開かれ、被告人質問が行われた。

 岩埼被告は検察官から「(事件を起こしたのは)なぜですか?」と問われると「なぜって? なぜと言いますと?」と小バカにしたり「犯行に用いたナイフか」と証拠物を見せられて「押収されたんだからそうなんでしょうね」と吐き捨てるなど、とにかく挑発的。殺意を認めていた供述もすべて「記憶にありません」と“撤回”した。

 検察から「初公判では『殺意を持って被害者を刺した』という起訴事実を認めているけど?」とツッコまれると「あー、黙秘します」と途端にダンマリ。“不利なことは言わない”という弁護士の助言を額面通りに受け取って、忠実に実践しているようだが心証は悪い。

 その上「ずっと無視されたので(倒れた冨田さんの)マスクを外して髪をかき分けて目を見ました。濁っている目をしていました。『生きたいの? 生きたくないの?』と聞くと『生きたい』と答えたので通報しました」と被害者神経を逆なでするような“情状アピール”までしてみせた。

 冨田さんへの謝罪は弁護人に促されて「申し訳ないとは思います。後悔しています」と言ったのみ。被害者側が「出所後に殺しに来るのではと恐れている」点については「自殺しちゃえば喜ぶのかなあと思います」と非情な言葉を放った。

 殺意を完全否定したのは早期出所を狙っているのは明らか。だが、刺した時の心理状況も「分かりません」と繰り返すばかりで反省の色は全く見えない。顔に傷が残り、女優を断念した冨田さんは「歌だけは奪われたくない」と歌手復帰を夢見ているが、これでは不安すぎる。