ミタパンも悲鳴を上げた“変態男”が再逮捕された。京都府警は30日、車の修理を手伝うよう依頼し、運転席に座らせた女性の足をなめ続けたとして逮捕していた西山彰容疑者(56)を、別の女性の足もなめた暴行の疑いで再逮捕した。同容疑者は容疑を否認しているが、ほかにも京都近郊の20~50代の女性から約50件の同様の被害相談が相次いでいる。ネット上でついたアダ名は「妖怪あしなめ」。同容疑者には同居中の女性がいたというが、同じ足では不満だったのか!?

 西山容疑者は11月7日に1件目の“足なめ”で逮捕された。7月23日午前0時ごろ、京都市伏見区内の駐車場で通り掛かった20代女性のAさんに「車のブレーキ修理を手伝ってほしい」と依頼。運転席に座らせ、右足のサンダルを脱がせたあと、自らは座席下に潜り込み約30分間、ブレーキペダルの修理と称してAさんの足裏やカカトをなめたり、歯を当てた疑いが持たれている。

 Aさんは恐怖のあまり動けず…。満足した西山容疑者が「ありがとう」と声を掛け、ようやく解放された。強制わいせつ容疑で逮捕された同容疑者は調べに「身に覚えがない」と否認。Aさんは「足首を押さえられ、サンダルも脱がされてはだしだったので、逃げられなかった」と話している。

 この変態事件は大きな話題となり、11月10日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)でも報じられた。出演していた“ミタパン”こと三田友梨佳アナウンサー(29)は、事件の概要を聞くや「気持ち悪い!」を連呼。画面には顔をゆがめるミタパンが何度もアップで映し出された。

 その“足なめ男”が30日、再逮捕された。被害に遭ったのは30代女性のBさんで、9月16日午前9時ごろ、伏見区内の駐車場でAさんと同様の手口で運転席に座らされ、約20分間、足裏をなめられたという。

 Bさんが「用事があるから帰りたい」と伝えると、同容疑者は「ありがとう」と感謝し、解放。調べに西山容疑者は「ブレーキペダルを踏んでもらったことは間違いないが、なめてはいない」と否認している。

 Aさんの事件以降、府警には京都市周辺から同様の相談が50件あまり寄せられたという。被害女性は幅広く、20~50代。すべてが“足なめ”で共通しているという。

「相談の内容は『足の指をくわえられた』『指の間をなめられた』など様々。足の表より足裏の被害が大半ですね。女性の外見や年齢に統一性はないので、一にも二にも足なめ狙い。異常性癖としか言いようがない」とは捜査関係者。

 Aさんの被害には強制わいせつが適用されたのに対し、Bさんの件は暴行容疑。その違いについて、関係者は「Aさんは足首をギュッとつかまれてなめられたから強制わいせつ。Bさんは親切心で自分からサンダルを脱いだため、容疑者は労せずなめるだけだったから暴行容疑を適用した」という。

 ネット上で西山容疑者に付けられたアダ名は「妖怪あしなめ」。出没時間は決まって深夜か早朝で、日中はまじめに配送業のアルバイトをこなしていたという。

 また婚姻関係にはないものの、自宅には同居女性もいた。これには捜査関係者も「その女性の足をずっとなめていればいいのに…。1人では満足できなかったのか」と絶句するしかない。性癖は仕方ないが、犯罪の一線を越えてはならない。