ミス慶応コンテストを主催する慶応大学のサークル「広告学研究会」メンバーによる“集団レイプ事件”が、さらなる広がりを見せている。

 神奈川・葉山町の現場は広研内で「合宿所」と呼ばれる古い建物。普段は地域住民の集会所として使われているが毎年夏になると広研による海の家営業のため、メンバーの男女らが寝泊まりしている。

 近くの住民は「連日、深夜までドンチャン騒ぎ。飲みのコールらしき声も聞こえてくる。ゴミもその辺にポイ捨てするから、何度も『何とかならないか』と訴えてきたが一向に改善されなかった」。事件当日の9月2日夜に、女性の「キャ~ッ!」という悲鳴を聞いた人もいる。被害者の女子学生Aさん(18=当時)は身の危険を感じ、2階の外階段から逃げようとしたが、男性に引き戻され、陵辱された。

「広研が営業する海の家は、見た目がいかついメンバーが多く一般客は寄り付かなかった。クラブミュージックをかけ、ビール片手に身内で楽しんでいるだけ。ビーチで女性をナンパして、例の合宿所に無理やり連れ込んだという話も聞いた」とは慶大関係者だ。

 事件を捜査しているのは神奈川県警。横浜市の大口病院で起きた“点滴連続殺人事件”では初動捜査の遅れが指摘されているだけに、名誉挽回に燃えているという。

 現在、名前が挙がっているのは5人の学生。レイプ実行犯の2人は強姦容疑で逮捕秒読みだ。「主犯格の1人は事件化を察知し、慌ててフェイスブックを閉鎖するなど証拠隠滅を図っていた。被害女性についても『彼氏がいるのに、彼女は喜んで合宿所に来た。(肉体関係は)合意の上だった』と周囲に吹聴。今後自分がどうなるかだけを心配していて、反省の色はゼロだった」(同関係者)。鬼畜男には法の裁きが待っている――。