【静岡ストーカー殺人】犯人は盗難自転車で乗りつけた?

2016年10月06日 17時30分

犯人が乗り捨てたとみられる自転車が警察に押収された

 本紙が発見! 静岡・牧之原市で起きたストーカー殺人事件で、40代男性Xが元交際相手の杉山沙織さん(32)の自宅アパートに盗難自転車で乗りつけた可能性があることが、わかった。

 杉山さんは4日午前1時すぎ、自宅アパート前で待ち伏せする元カレXを発見。付近のコンビニに助けを求め駆け込んだが、追いかけてきたXによって刺殺された。

 Xは所持していた3本の刃物でメッタ刺しにし、杉山さん殺害後は自分の腕や首を切りつけ自殺を図ったが、命に別条はないという。当局はXが回復次第、殺人容疑で逮捕する方針だ。

 Xと杉山さんの交際期間は長く、破局と復縁を繰り返していた。一方で「以前に入籍したこともある」(捜査関係者)という情報も。

 杉山さんは昨年11月に現場アパートに住み始め、今年に入りXが“合流”。生活費を稼いでいたのはバス運転手の杉山さんで「(Xは)ヒモだと思う。いつも家にいて、ベランダで彼が洗濯物を干していた。夕方にペットの犬を散歩するのも彼だった」(近隣住民)という。

 こうした格差が別れ話につながり、今春には「彼女の両親や職場仲間がXに家から出て行くよう説得していた」(同)。犯行動機は別れ話のもつれとみられる。

 5日、杉山さんの自宅アパートに隣接する公園の裏手に、無施錠の白い自転車が放置されているのを本紙が発見。杉山さんのアパートとは直線距離にしてわずか50メートル。近隣住民の間でも「4日の事件後からずっとあそこにある。おかしい」と騒ぎになっていた。

 その後、異変を察知した地元の回収業者が警察に通報。続々と捜査員が集まり、指紋がつかないようハンドルやサドル部分をビニール袋で覆うなどして押収していった。

 本紙記者の「事件に関係があるのか?」という問いに捜査員は「お答えできません」。自転車は盗難車だった。

 Xは自転車で現場に乗りつけ、公園で身を潜めながら杉山さんの帰宅を待っていたのか。自転車のカゴに凶器の刃物3本を入れていた可能性がある。